




水晶体に映る記憶
¥1,800 税込
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「水晶体に映る記憶」
日々、忘れてしまう小さな光の数々を、
掬うように思い出してきた日々を、
この本に閉じ込めました。
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" これは、私の水晶体に映した記憶の数々を、1冊の本に閉じ込めたものです。そして、その記憶から掬い取った「自分の声」を忘れないための記録でもあります。ここ数年は「先が読めない」「答えがわからない」という、本来ならば当たり前のことを、強く自覚させられたような時代でした。もしあなたに「何を基準に未来を見ていいのか、わからなくて叫びかけた夕方」を過ごした過去があるなら、ぜひ珈琲1杯分の時間だけ話してみたいです。私には、困った時に使っていた正確な定規がありました。しかしそれは昔、ぐにゃぐにゃに歪んでしまいました。それがもう使い物にならないとわかった時、どこかにあるだろう新しくて正しいメモリのついた定規を必死で探しました。でも、どこにもありませんでした。正しさが測れない時、何を信じたらいいのだろう。いや、信じるというのもちょっと違う。何に瞳を向けていったら良いのだろう。それだけでも知ることが出来たら、生きるを続けて行けそうだったから、ずっと、自分に問うていました。
そして、3年を経た私の答えは、「外側に答えを求めるのではなく、自分の中の真実を見つけていくしかない」ということ。
人は、見たいものしか見ないとか、都合のいいように解釈するなどと言います。一方でそれを,
個々の感性だとか、誰にも侵害できない審美眼だとも捉えることもできます。
どちらにせよ思うのは、自分が見たことしか、自分の身にはならないということです。誇張された広告も、噂話も、誰かの経験談も、あの国にある絶景も、この肉眼で、肌で感じなければ、それはただの「誰かが言ってる事実めいた物事」だから。もしこの考えを採用するなら、次の瞬間からの行動はこうです。耳の穴をかっぽじって、必死に自分の声を聞くこと。何が美しくて、心地よくて、嫌で、苦しいのか。これまでポロポロと道中に忘れていった大切なことを思い出して、そこにある大切を両手で握りしめることだけを、しなければいけない。
他人が書いた本のフレーズをふと思い出して、本棚に手を伸ばすことがあるように、この本もまた、誰かの感性を揺さぶるかもしれません。そんなことが起きたら、とっても嬉しいです。未来のあなたの手の傍に、この本があることを願って。"
(本文「はじめに」より)
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『水晶体に映る記憶』
著者 小林ひかり
装画・挿絵 大久保 澪
装丁 尾藤 大喜
校正 前田 稜汰
製本・印刷 藤原印刷株式会社
全128ページ
本体価格1800円(税込)
初版200部
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〈購入できる場所〉
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〈初版の誤植と訂正〉
・p91 5行目 誤「話なった」→ 正「話になった」
増刷では修正しました!他に発見した際は教えていただけると嬉しいです!
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